ツンデツンデ厳選の方法と妥協ライン(ゆうかん/さみしがり)

ポケモン ウルトラムーンに登場する新UB「ツンデツンデ」は、群を抜いた遅さ+素早さを逆転する技「トリックルーム」を自分で使える+「ジャイロボール」「いわなだれ」といった強烈な技を覚えることから、非常に(個人的に)注目を集めているポケモンです。

しかし、実戦で使える遅いツンデツンデの厳選は、UBの能力値は3V保証のため高確率で速くなってしまうこともあって、かなり困難です。

メジャーな性格は「ゆうかん」or「さみしがり」

厳選の参考に、ポケモングローバルリンクのデータを見てみましょう。

WCSレートでもっともメジャーな性格は「ゆうかん」(攻撃上昇、素早さ下降)ですが、約1/3となる34%は「さみしがり」(攻撃上昇、防御下降)が使われています。さみしがりツンデツンデは、調整によって「ビーストブースト」で攻撃を上げるようにできます。

ちなみにダブルレートでは、さみしがりは25%ほどの採用。基本はほぼ同じルールなのに、採用率はわりと差がありますね。

勇敢ツンデツンデは最遅にこだわりたい

「ゆうかん」の場合、妥協したくないのが「素早さを最遅にする」ことです。「ジャイロボール」の威力は[25×相手の素早さ÷自分の素早さ+1]という式で計算され、最大値は150。要するに素早さ実数値が6倍以上の相手には最大威力となるので、レベル50時の最遅ツンデツンデの素早さ実数値16なら、素早さ実数値96以上の相手に最大威力で撃てます。

素早さ実数値100前後は素早さ種族値80~60程度のポケモンが多数いる激戦区であり、対カプ・コケコやプテラを考えて「追い風時に最速130族抜き」(素早さ実数値200)調整をしてある場合、その実数値は101以上になります。

ツンデツンデの素早さを1妥協した場合、最大ダメージを与えられる素早さは102以上となるので、ここはこだわって最遅にしたいところです(まあ1の差は微々たるものですが)。

淋しがりツンデツンデは「防御個体値17以下」が必須条件

「さみしがり」の場合、防御実数値が大幅に下がるのと引き換えにビーストブーストで攻撃が上がるようにして、制圧力を高めます。「ジャイロボール」よりも「いわなだれ」を主力技として、「トリックルームを発動したら、こっちには指一本触れさせないぞ」という心構えで短期決戦を狙っていくプレイスタイルになります。

さみしがりツンデツンデは、防御個体値を17以下にしないと無意味です(ビーストブーストで攻撃を上げられません)。レベル50時、攻撃の実数値は最大で201。さみしがりで下降補正をかけたうえ、防御個体値が17以下のときに防御の実数値も201以下になります。

淋しがりの素早さ個体値は7まで妥協してもいいかも

下降補正をかけない素早さは、個体値0のときで18。「ジャイロボール」で最大ダメージを入れられるのは素早さ実数値108以上となります。

素早さ実数値108というと、速くしたいポケモンはもっと振っているし、遅くていいポケモンはもっと遅いライン。無振りバルジーナ(種族値80)が100、無振りカプ・テテフ(種族値85)は105、無振りウインディやカプ・テテフ(種族値95)で115、無振りミミッキュ(種族値96)が116という感じです。もっとも対ウインディは「いわなだれ」でいいし、カプ・テテフやミミッキュはあまり最大ダメージにこだわる必要がありません(オーバーキルになるはず)。

なんなら、素早さ実数値21までは妥協してもいいかもしれません。21だと素早さ実数値126以上に最大ダメージとなり、1段階上昇で最速130族を抜こうとする素早さ実数値134、ギャラドスやジャラランガあたりに刺さるラインです。また「遅いポケモン」界のライバルである、ナットレイやコータス(素早さ種族値20、最遅の実数値22)よりも遅くなります。

もっとも、ナットレイやコータスは相手が有効打を持っていない可能性が高いので、さほど意識する必要はないかもしれません。注意したいのは何といってもカビゴン(素早さ種族値30。最遅で実数値31)。あと気になるのはギガイアス(素早さ種族値25、最遅の実数値27)、シロデスナやバンバドロ(素早さ種族値35、最遅の実数値36)、トリトドン(素早さ種族値39、最遅の実数値39)あたりでしょうか。

カビゴンは「のろい」や「はらだいこ」を積まれないように速攻で叩くorひるませ続けることにして、遅い地面タイプとの対決は避けられるようにパーティを組んだ方がいいでしょう。

ツンデツンデのステータス

捕獲時(レベル60)のツンデツンデのステータスは、以下のようになっています。

レベル50時(無振り)のステータスはこちら。

無補正の素早さ実数値21を妥協ラインとするなら、個体値7(レベル50時の実数値21、レベル60時24)を目安とします。

厳選の方法(ゆうかん)

厳選を楽にするため、事前準備として交換でツンデツンデを図鑑に登録しておいたうえで、レインボーロケット団編まで終わらせておいた方がいいです。ハウと一緒にツンデツンデを探すイベントでは、2匹を捕まえずに倒して終わらせます。

準備ができたら、以下の2匹を用意します。

・シンクロ要員。性格「ゆうかん」で特性「シンクロ」のケーシーやラルトス。瀕死にしてパーティの先頭に
・捕獲要員。「キノコのほうし」「みねうち」+格闘技を覚えさせたキノガッサをおすすめ

加えて、素早さ判定要員を用意します。今回はナマコブシに頼むことにしました。パーティの2番目(シンクロ要員の次)に並べて、ツンデツンデと最初に対面させます。

素早さをLv.60最遅ツンデツンデ+1となる19に調整したので、ツンデツンデが遅い場合だけ、ナマコブシが先手で「みずびたし」(Soak)できます。一次選考として、遭遇したツンデツンデの方が先に動いた場合はリセット。ナマコブシが先に行動できたときだけ、捕獲を続けます。

ナマコブシは「みずびたし」で「みねうち」が等倍で入るようにしたうえで、「おきみやげ」(Memento)で退場します。その後「みねうち」を入れていきますが等倍でも硬すぎる…。

ウルトラボールの捕獲率はわりと高いので、特殊技などで適当に削って赤ゲージに入れ、ウルトラボールを投げる感じもでいいでしょう。急所で殺ってしまうのが怖いときは「しぜんのいかり」や「いかりのばえば」のようなHPを半分に削る技を使うのもアリです。

捕まえたツンデツンデの性格が「ゆうかん」かつ素早さ実数値が18なら、二次選考通過です(ナマコブシが先に動いても、等速となる19の可能性もあります)。そしてジャッジを見て素早さが「ダメかも」であれば合格。理想的な最遅です!

「まあまあ」の場合、「ふしぎなアメ」を1個あげてレベル61にしてください。素早さが18のままなら個体値は1。レベル1の素早さ実数値は16と最遅になるので、合格です! 素早さが19に上がってしまった場合は個体値が2あります。妥協するか厳選をやり直すか悩みましょう。


素早さNo good(ダメかも)のツンデツンデを捕まえられました。

シンクロの成功率が1/2、UBは3Vが保証されているため素早さ個体値が保障外である可能性が1/2、そのうえで最遅(ここでは個体値0~1)の可能性が2/32なので、ゆうかん最遅ツンデツンデに遭遇する期待値は1/64(約1.56%)となります。あれ、意外と低くないのでは…?

厳選の方法(さみしがり)

ナマコブシの素早さを妥協ライン+1(個体値7を妥協ラインとするなら25)に調整し、勇敢ツンデツンデと同様の方法で捕まえます。

捕まえたら上のレベル60時の表を参考にして防御実数値を確認し、241以下なら合格(個体値17以下)となります。が、個体値が低すぎる場合は、必要以上に脆いことになります。どこまで低い個体値を妥協するかは、また悩ましいところです。まあ、そもそもさみしがりで行く段階で、あまり防御にこだわる意味もない気はしますね。

シンクロの成功率1/2、素早さと防御の両方がV保証外となる確率は1/2×2/5…かな? 加えて素早さ個体値を7以下で妥協すると8/32、防御個体値は17以下なら何でもいいとすれば18/32で…144/10,240(約1.40%)。あとは妥協ラインの取り方次第という感じになります。

ツンデツンデミラーを考える

自分も相手もツンデツンデを出したミラーマッチを考えると、さみしがりツンデツンデは防御が落ちるぶん不利かもしれません。と言っている私はミラーを未経験ですが。とはいえメインウェポンの「ジャイロボール」は素早さにほぼ差がないため威力が出ず、「いわなだれ」も半減なので、この2つの撃ち合いではどっちもどっちになりそうです。

ツンデツンデミラーを想定する場合、プラスαで地面タイプ技があるか否かが、勝敗を左右する大きな要因になると思います。

このサイトの管理人

小林 祐一郎@heartlogic
息子と一緒に始めた「ブラック2・ホワイト2」で初めてポケモンに触れる。対戦を少々嗜み、好きなポケモンはコジョンド。つらい思い出の多い技は「とびひざげり」。休日はポケモンセンター周辺によく出没します。

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