「ポケモンGO」配信を待つ人のためのFAQ

ポケモンGOの人気が予想をはるかに超えることになっていて、あちこちで謎の話が展開しているのも目にします。ここでは「ポケモンGOとは何か?」について、現時点の情報をFAQ形式でまとめました。

私はポケモンGOのプレイ経験は先に行われたフィールドテストを含めてありません。ポケモンGOと同じ「Niantic」が提供し、ポケモンGOのベースにもなっている「Ingress」(イングレス)のプレイ経験と、聞いた話をもとに構成しています。

Q1:ポケモンGOとはどういうゲームか?

A1:スマホで歩きまわってポケモンを捕まえるゲーム

実際の世界をスマートフォンを持って歩き回ると、あちこちにポケモンが出現して捕まえられるゲーム。現実世界にポケモンが現れるのはAR(拡張現実)と呼ばれる手法の一種。ポケモンが指向していた世界観が技術の進化により実現した形。

提供元のNiantic, Inc.では、これを「リアルワールドゲーム」と呼んでいる。Nianticは先にAR陣取りゲーム「Ingress」を世界的にヒットさせた。NianticはGoogleから2015年に独立した企業。

Googleのスタッフ(のちにNianticに参画)がポケモンのファンで、Googleマップで2014年のエイプリルフール企画としてポケモンコラボを行ったのがきっかけとされる。その後(株)ポケモンがIngressに興味を持ち、プロジェクトが始まった。(株)ポケモンの親会社である任天堂の故・岩田前社長もプロジェクトを推進していたと言われる。

ゲーム内容のわかるプロモーション動画が公開されている。

▼関連
モバイルGoogleマップ×ポケモンがエイプリルフール企画で!

Q2:日本での配信はいつからか?

A2:発表されていない

オーストラリアとアメリカ(および周辺国?)では配信されサービスを開始しているが、ほかの地域では不明。2016年7月11日現在、Nianticは現在公開中の国以外での公開予定を一切発表していない

憶測は数多く飛び交っているが、2016年7月16日に東京でIngressの大イベントがあり、日本のスタッフはそれまで身動きが取れないのではないかとの予想もある(メインの開発スタッフはアメリカだと思うが)。また報道によると、サーバーのリソース不足でサービスが安定せず、対応が完了するまで新しい地域でのリリースは見合わせているとされる。

なお、何らかの方法で海外で配信されているアプリをインストールしても、日本国内ではサーバー側のサービスが稼働していなければ遊べない。

配信開始時には、以下のNianticの公式サイトで告知があると思われる。

▼公式サイト
Pokemon GO

Q3:対応機種は?

A3:iPhoneとAndroid。詳細は以下のとおり

iPhone:iOS 8以上
Anaroid:Anaroid 4.4~6.0/Intel系Atomプロセッサ非対応

詳細はアプリ配信開始時に確認。Android端末のプロセッサについては、今のうちから確認しておきたい。

Q4: 偽アプリが出ていると聞くが、どうやって見分けるのか?

A4:提供元が「Niantic, Inc.」になっているかどうかで見分ける

インストールはストアからの検索でなく、公式サイトからのリンクで行うのが安全。正規のアプリストア以外からはインストールしない。

▼公式サイト
Pokemon GO

Q5: 課金要素はあるのか?

A5:ある。いわゆる「ガチャ」ではない

ゲームを多少有利にするためのアイテムが買える。現金で「ポケコイン」を購入し、ポケコインでアイテムを購入するシステムになっており、ポケコインはまとめ買いするほど割安になる。このあたりはIngressと共通。

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公式サイト(英語)に掲載されている課金アイテムの一部。

国内のいわゆる「ソーシャルゲーム」とは異なり、お金をかけて低確率でレアポケモンが手に入るような「ガチャ」的要素はない

▼関連
ポケモンGO米国で配信開始。遊び方動画や公式サイトも公開
ポケモンGOではどうなる? Ingressの課金システムを分析

Q6:子供1人で遊ばせても大丈夫か?

A6:「子供」と「大丈夫」の定義によるが、だいたい大丈夫ではない

(2016.7.13追記:Googleアカウント以外にポケモンのアカウント?が使えるという話あり。配信開始後に確認が必要)
ポケモンGOで遊ぶにはGoogleアカウントの登録が必要だが、日本では基本的には13歳以上でないと登録できない。親がアカウントを登録して子供に遊ばせるのはどうか、まだ正式な声明は出ていないと思われる。

Ingressの場合、親がアカウントを登録して子供に遊ばせるのは白寄りのグレーだった。Nianticのスタッフがそれを聞いても注意などされることはなく受け入れられていたが、クレームを付けたがる人はいる。

スマホを持って屋外を歩き回るゲームであるため「子供にスマホを持たせていいか」「1人でスマホを持たせたうえで街中を歩き回らせていいのか」といった問題がある。このあたりは各家庭で考えるべき問題。

大きな公園などで「ポケストップ」や「ジム」が複数存在し、敷地内だけで十分に遊べる場所があるだろう。そのような場所で親がスマホを貸し与え、ゆるやかな監視のもとで遊ばせる、というのが現実的な落としどころだと思う。

海外の様子を見ていても、主に遊んでいるのは自分でスマホを維持できる大人。2016年11月18日にはニンテンドー3DS用ポケモン本家の新作「ポケットモンスター サン・ムーン」が発売になるので、子供はそちらを遊んでいただくようにした方がいいかもしれない。

ポケストップは、危険な路地裏などにも存在するはずだ。海外ではポケストップにポケモンが大量に発生するアイテムを使い、そこに集まってきたプレイヤーから金品を強奪する、という犯罪が早くも発生したという。大人であっても安全への意識が欠けていては事故に遭ったり犯罪に巻き込まれたりしかねない。

Q7:海外では死体を見つけたり強盗に遭ったりした例があったと聞くが本当か?

A7:どちらもアメリカで発生した事件として報道されている。

Ingressはマイナーメジャーの域を出ていないが、ポケモンGOは超メジャータイトルとのコラボであり、ユーザーも多く犯罪者の関心度も高くなるだろうと考えられる。

そして「現実世界を歩き回るゲーム」という性格上、スリや寸借詐欺的なものから交通事故、強盗の類まで、あらゆるトラブルが起こり得るだろう。

強盗の事例は、強盗を働きやすい位置にあるポケストップでポケモンが集まりやすくなるアイテムを使い、集まったポケモン目当てでやってきたプレイヤーを狙ったとされる。手口がどうこういう以前に、危険な場所に近寄るのはよろしくない。

死体を発見した事例は、ちょっと難しい問題。特別に危険な場所や立ち入り禁止区域に立ち入ったのであればよくないことだし、ポケモンGOの運営は危険な場所や立ち入りの制限される場所にポケストップやポケモンジムを作らないようにしているはずなので、改善を要求するべきだ。

そうでなくプレイ中に死体を発見したというのはアンラッキーな偶然だが、それだけ「普通は行かないような場所へ行きたくなるゲーム」だとも言える。このような偶然を避けるには「ひと気のないところへは行かない」といったルールを設けるしかない。

▼参考
County 10 : Teen playing new Pokémon game on phone discovers body in Wind River
米国で『ポケモンGO』ユーザー狙う強盗事件、拡張現実を操るその手口とは | インサイド

Q8:日本ではどのようなトラブルが想定されるか?

A8:海外と同様のトラブルが起こりうる。

ポケモンGOがどれくらいの層にヒットするか、ポケモンのメインターゲットである幼稚園~小学生とその親がどういう遊び方をするのか読めないが、「忙しいからとりあえず小遣いやモノを与えて解決」傾向の親の場合、子供にスマホを与えて野に放つ可能性も考えられなくはない。

Q9:バッテリーは持つのか?

A9:小一時間ぐらいしか持たないと思っておけばだいたい間違いない

大変にバッテリーを消費するはずで、外付けバッテリー(2,000円程度から)は必須。また充電しながらスマートフォンを利用すると過熱しやすく、夏場では危険。飲み物の入ったペットボトルを当てるなどして冷却にも気を使いたい。

Q10:自転車やクルマを使ってのプレイも可能か?

A10:可能だが、高速で移動しながらのプレイには制約がある

移動手段として使うのは、もちろん可能。ただしIngressと同様の高速移動ペナルティがあるらしい。

Ingressの場合、徒歩や小走りの速度を超える高速での移動はゲーム中の移動距離に加算されない。また高速移動しながらの攻撃などのアクションは無効となる。ポケモンGOでも基本的には同じようで、「卵を孵すために自転車やクルマで爆走」や「車で走りながらポケモン捕獲」は無効になるはず。

また、当然ながら交通安全に十分に留意しなければならない。一般的に言って、ゲームに夢中になれば注意や安全への意識、周囲への気配り(騒音等含め)がおろそかになるし、大きな乗り物ほど何かやらかしたときの代償は大きい。

Q11:ポケモンを捕まえるだけでなく、交換、育成、対戦など本家ポケモン類似の要素はあるのか ?

A11:これから順次実装されるはず

育成要素(進化)はある。対戦はマップ中の「ポケモンジム」で行われる。交換機能は未実装。

公開開始時点のポケモンGOは「まだ赤ちゃん」といった表現がされており、今後、登場するポケモンの追加や、機能の追加がされていくとみられる。

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Q12:ポケモンは何種類いるのか?

A12:とりあえず151種類

現在、ポケモン本編では約720種類のポケモンがいる。ポケモンはこれまで初代~第6世代まで6回完全新作を発売し、そのたびに新種のポケモンを加えてきたが、サービス開始時のPokémon GOに登場するのは初代のポケモンのみ。

初代のポケモンは全部で151匹だが、「伝説のポケモン」や「幻のポケモン」とされる「フリーザー」「ファイアー」「サンダー」「ミュウツー」「ミュウ」の5匹は通常のプレイでは登場しない可能性がある。

なお初代のポケモンはニンテンドー3DSの「バーチャルコンソール」(VC)対応ソフトとして発売されており、3DSの「ニンテンドーeショップ」からダウンロード購入するか、コンビニでPOSAカードで購入できる。

Q13:ポケモン本編(ニンテンドー3DS用ゲーム)やアニメとの連携要素はあるのか?

A13:これから発表になるはず

「ポケットモンスター サン・ムーン」との連携は、「何らかの形でやりたい」との意向があるらしい。

サン・ムーンではQRコードを読み取る機能があり「ポケモンガオーレ」と連携することが明らかになっている。同様にしてポケモンGOともQRコードを使った連携が可能なのではないか。アニメとの連携は特にないと思われる。

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Q14:任天堂から関連ハードウェアが出ると聞いた

A14:もうじき出る予定

「Pokémon GO Plus」(以下の写真)が7月末に発売予定。価格は3,500円(税別)とみられる。が、2016年7月11日時点では発売開始の告知や予約受付などはされていない。

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このサイトの管理人

小林 祐一郎@heartlogic
息子と一緒に始めた「ブラック2・ホワイト2」で初めてポケモンに触れる。対戦を少々嗜み、好きなポケモンはコジョンド。つらい思い出の多い技は「とびひざげり」。休日はポケモンセンター周辺によく出没します。

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