親子のコミュニケーションツールとしての、ポケモンの優秀さ

わが子が何をしているのかわからない状態ではイカンと思うのと、コミュニケーションの機会を増やし密度を高めるために、息子の手に取る絵本、見るアニメ、遊ぶおもちゃの類をできるだけ一緒に楽しむようにしています。

これまでアンパンマン、トーマス、プラレール、トミカ、ディズニー、仮面ライダー、ハートキャッチプリキュア、戦隊モノなど、いろいろなものを経てきた中で、ポケモンには別格のおもしろさと、コミュニケーションツールとしての優秀さがあると感じています。

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性差や年齢差を超え、長く広く愛されている安定感

ポケモンのゲーム自体はどちらかといえば男の子向けですが、遊んでいる女の子も多く、ポケモンセンターでもよく見かけます。アニメでポケモンを知っている女の子も多いようで、女の子向けのグッズもたくさんあります。

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こんなの(↑)とか。男子にも女子にも愛されるポケモンは、プレゼントの類を選ぶときのネタとして手堅く、ラクです。それに、1年ごとに入れ替わったりはしないので、グッズも、仕入れた知識も長く使えます。

また、幼稚園児から大学生、社会人までが、結構な熱量で盛り上がれる共通の話題になるのもすごい。これは単純に長寿コンテンツだからというだけではなく、丁寧な戦略によるところが大きいのだと思います。

特にアニメの影響が強いのでしょう。シンボル的なキャラクターは15年間ずっとピカチュウで、ポケモンに特に関心がない人でもピカチュウはだいたい知っているので、「ポケモン」に関する話がまったく弾まないということは、まずありません。

そして、アニメの主人公のサトシは15年間特に進化なく、勝っても負けてもポケモン勝負(対戦)大好き小僧で、そして、決して強いポケモントレーナー(ゲームのプレイヤーも「ポケモントレーナー」となってポケモンを操ります)ではありません。

この「勝ち負け関係なしにバトルして楽しい」という空気がとりあえず醸成されているのが非常に重宝で、無謀かつ負けず嫌いな幼児に対戦を挑まれて返り討ちにしても、わりとなんとなく平和に「楽しくバトルできた!」という感じでおさまります。

成長したかつてのポケモン少年であるお兄さんが、後進にエールを贈る的なことをしてくれる、有難いこともたまにあります。

昨年、ある大学の学園祭で息子が模擬店に入っていき、何やら学生の皆さんと話し込んでいるなと思ったら、けっこう昔のものらしいポケモンカードをもらってきたことがありました。昔遊んでいたものなんでしょうね。

最初からフォローしきるのを諦められる、広すぎるクロスメディア展開

ポケモンは、ゲーム、アニメ、コミックスのほか、おもちゃや食品、コンビニやファミレス(セブンアンドアイ)、交通機関(JR東日本やANA)など、あちこちと連携していて、とてもフォローしきれません。

反対に考えれば、少々フォローが漏れていても気にならず、家庭の都合に合うものだけを楽しめば十分、ということになり、適当なところで諦めがつけやすいのが有難いです。完璧主義なお子さんだと大変かもしれませんが……。

浅くも深くも、かわいいポケモンを愛でるのもガチ対戦も楽しめる

ゲームのポケモンは、本編をクリアしたあとも、いろいろと遊べます。なんといっても華は対戦。友達と対面で、またはネットを介して対戦ができ、世界レベルの大会「WCS」(World ChampionShips)という大会も毎年開催れているほどです。

ポケモンバトル世界一を決める戦い、「ポケモンワールドチャンピオンシップス2013」開催決定! 決勝の地、カナダを目指せ!|ポケットモンスターオフィシャルサイト

そして、どこまで意識的に設計されているのかわかりませんが、小さい子どもや初心者にとっての「ポケモンを育成」が単にレベルを上げることに対し、ある程度算数ができて対戦を楽しむプレイヤーにとっては「隠しパラメーターをきっちり計算して能力値を整える」というもので、まったく違う行為になります。

そして、単にレベルを上げただけのポケモンがきっちり育てられたポケモンに勝てないかというと、そうとも限らず、それなりに遊べるのもおもしろい。

対戦、収集以外にも、クリア後まで遊べつ機能があります。例えば、現在発売中の「ポケットモンスター ブラック2/ホワイト2」では、お気に入りのポケモンにさまざまなアイテムを持たせ、音楽に合わせて踊るのを楽しむ「ポケモンミュージカル」という機能があり、通信による複数人でのミュージカルもできます。

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このあたりは、女の子向けを意識したものなのでしょう。ミュージカルには明確な勝ち負けはありませんが、豊富なミュージカル用アイテムをどのポケモンに持たせるか、という着せ替え的な楽しみがあったり、観客のウケでなんとなく優劣が見えたりして、始めると意外と止まらなくなる中毒性があります。

10月発売になる新作の「ポケットモンスターX/Y」では“ニンテンドー3DSのタッチスクリーンを使って、ポケモンといっしょに遊んだり、なでてあげたり、お菓子をあげたりすることのできる”という「ポケパルレ」という新システムが公開されていて、新しい楽しみ方ができそうです。

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かわいがって絆を深める、「ポケパルレ」!|『ポケットモンスター X』『ポケットモンスター Y』公式サイト

協力プレイがカギになる面もある

ポケモンのゲームは2本同時発売で、新作も「ポケモンX」と「ポケモンY」の2本。内容は基本的に同じですが、Xのみ登場のポケモン、Yのみ登場のポケモンもいて、すべてのポケモンを集めるには協力・分担プレイが重要になります。大人力でリスペクトを集めるチャンスですよ!

また、プレイヤー同士の対戦ではなく2人で協力してコンピューターのポケモンと対戦したり、2人対2人の4人対戦をしたり、といったプレイもでき、「XY」にも入ると思われます。負けず嫌いすぎて対戦がうまく遊べない子も、協力プレイなら機嫌よく遊べると思います。

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このサイトの管理人

小林 祐一郎@heartlogic
息子と一緒に始めた「ブラック2・ホワイト2」で初めてポケモンに触れる。対戦を少々嗜み、好きなポケモンはコジョンド。つらい思い出の多い技は「とびひざげり」。休日はポケモンセンター周辺によく出没します。

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