「Pokémon GO集客」は本物か? そのポケストップ誰が生やした?

Pokémon GOの海外におけるアホみたいなヒットと、日本には「もうすぐ。まもなく」と言いつついつになるかわからないNianticの焦らしプレイの結果、もうPokémon GOの文字を見るのも飽き飽きという感じになってきました。だいたい似たようなニュースまたはデマなので。

が、この期に及んで1つ触れておきたいことがあります。

「ポケモンGOマーケティング」? 集客の「撒き餌」としてのポケモン

海外の店舗では店の近くにある「ポケストップ」に、ポケモンが集まるようになる「ルアーモジュール」を使って大量のポケモンを集め、客を呼びこむことが行われているそうです。

そもそもルアーモジュールを使わなくても、ポケストップが近くにあるだけで特別に立ち寄る意味があることになります。こういうのをForbsなんかの経済メディアが真面目に報じているのが凄い。

ポケモンGO、広告でも巨大ビジネスに 「提携店舗」受付開始へ | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
アングル:ポケモンGO、「一大集客ツール」に化ける可能性 | ロイター
Pokémon Goは現実の人の流れを作り出した―ポケストップ、ポケモン・ジムも登場 | TechCrunch Japan

一過性のものか、日本ではどんな感じになるのか、と気になります。集客から一段進んでいろいろやれば「ポケモンGOマーケティング」てなところでしょうか。勝手にポケモンコラボメニュー作ったら怒られそうですが。

ポータルの意図とポケストップと効果

ところでPokémon GOのポケストップは、Ingressの「ポータル」の情報が転用されているそうです。

両作のルールをこまごま書くと長くなりますが、「かつて近所のIngressプレイヤーの誰かが実績のために適当に生やしまくったポータルが巡り巡って街を潤す」みたいな話もありうるのは、Niantic川島さんの「わしが育てた」発言じゃないですが面白いと思いました。

外を歩いて、自分たちが申請したポータルから、より安全性の高いものが「Pokémon GO」に利用されています。「わしが育てた」じゃないですけど(笑)、Ingressのエージェントのみなさんは、自分たちが作り上げたものが「Pokémon GO」に繋がっているのだと思ってもらいたいです。
[Pokémon GO、Ingressのナイアンティック川島氏に聞く] 1万5000人規模のAEGIS-NOVA TOKYO開催直前、Pokémon GOの日本での提供は – ケータイ Watch

逆にぜんぜんポケストップがない場所は、近くにIngressのガチなプレイヤーがいなかったためPokémon GOでの集客に支障をきたすことになるのかもしれません。

Ingressの集まりでも「ポータルの入る(近くでアクセスできる)店」を探すのは基本で、ポータルの入る店は「なんか最近いつまでもスマホをいじってる怪しい集団がよく来る」状態になっていたかもしれません。ところがPokémon GOをより多くの人が遊べば、より明快なでっかいインパクトをもたらし得るわけですね。

で、Ingressをやっていれば「この一体はだいたい同じ人が生やしてるなー」みたいなことも見られるので、拡張現実世界の歴史みたいなのを終えるのもちょっと面白い。

犯罪にも使われうるので注意が必要です

ちなみに、ルアモジュールでポケモンを集める「撒き餌」作戦は、犯罪目的でも同じように使われたようです。

米国で『Pokemon GO』ユーザー狙う強盗事件―拡張現実を操るその手口とは | Game*Spark – 国内・海外ゲーム情報サイト

逮捕にあたった警察は「ビーコンをポケストップに」と発言したようですが、要するにルアーモジュールでポケモンを発生させ、被害者をおびき寄せたのでしょう。

うまい話には裏がある、と言ってみても何にもなりませんが、拡張現実よりも現実の情報を優先的に処理しなければならないという話で、いくらポケモンがいてもリアルにヤバい場所には近づいてはならず、また集客したければ安心して人が集まれる街づくりも重要である、といった話かなと思いました。

このサイトの管理人

小林 祐一郎@heartlogic
息子と一緒に始めた「ブラック2・ホワイト2」で初めてポケモンに触れる。対戦を少々嗜み、好きなポケモンはコジョンド。つらい思い出の多い技は「とびひざげり」。休日はポケモンセンター周辺によく出没します。

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