気付いてました? 1年でここまで進化したポケモンGO(レビュー)

Pokémon GOが日本で公開になったのが2016年7月22日。この1年を振り返ってみると、当初指摘されていた諸問題をうまいことクリアーして、実にいい感じのゲームになったのではないでしょうか。

2017年6月に新しいジムや「レイドバトル」の導入など大規模アップデートがありましたが、正直なところ、会社帰りの夜間に活動する私には合っていませんし、まだ改善の余地はあるのかなと思っています。しかし、そんな個人的な事情置いといて、いろいろよくなっているなあと改めて感じました。

レアポケモンダッシュで道交法違反問題→レイドバトルでかなり正気に

お台場にラプラスが出現して、道路が大変なことになったニュースを覚えている人も多いでしょう。


この写真はお台場の砂浜なので、皆でわらわら走っても合法です。

以前の記事で「希少すぎるチャンスを前に、人はどこまでモラルを守れるのか?」と書いたことがありました。これは一般的な「赤信号では停まろう」とかいうルール・マナーとはもうちょっと違うレベルで人間性とゲームデザインの妥当性を試される問題だと考えています。

▼以前の記事
ポケモンGO問題は「2つ目の曲がり角」ぐらいに来たんじゃないかな?(2016.9.9)

この答えは、レイドバトルである程度出たのだなと思いました。ジムに現れるレイドポケモンは場所がわかりやすく、出現している時間もしっかり表示されるので無駄にダッシュする必要もありません。静かに集まり、皆でほんのり協力してバトルできます。

その後、捕まえられるかは個々の技量と運にかかってくるわけですが。ラプラスやバンギラスのほか、カビゴン、イーブイ、ウインディやイーブイの進化形たちなどの、個体値が優秀かつバトルで使いでのあるポケモンを手に入れるのはいいですね。

しかも、即戦力になるほどのレベルではないので、数多く捕まえたら陣容が即充実するというわけでもない、というあたりのバランスもうまい。

今のところ、レイドバトルに出現しないレアポケモンもいます(カイリュー系、ハピナス系、デンリュウ系など)。が、そのうち出現するようになるのではないでしょうか。

あとは、運用実績をもとに夜間に人が集まっても大きな問題になりにくい繁華街あたりで、もうちょい遅い時間までレイドバトルをやってほしいものですが…。難しいかなあ。

ながら運転問題→Pokémon GO Plus&速度ペナルティで抑制

子供の死亡事故まであったこの件は、Nianticやポケモン側の問題というわけでもありませんが、原因となったサービスの提供者として、十分だと言える抑制策を出していると思います。1つは、ボタンをぽちぽち押すだけでプレイできるPokémon GO Plus。当初は品薄でしたが、ポケモンセンターで安定供給されるようになりました。


当初は入手困難だったPokémon GO Plus。

それから、自動車の走行中など高速移動中にはまともにプレイできないようにするペナルティ設定で、ホントにまともにプレイできません。そのほかのレアポケモン入手方法の簡易化もあって、ドライバーもかなり正気を保てるようになった(違法かつ危険な行為までして入れ込む必要がなくなった)と思います。

▼Pokémon GO Plusを買いにいったときの記事
幻の「ポケモンGOプラス」を求めてポケモンセンターメガトウキョーへ(2016.9.16)

公園占拠&ゴミ問題→レイドバトル&アメのシステム改善で無茶なプレイが不要に

レアポケモンの「巣」となった場所にプレイヤーが集まりすぎて、公園が本来の機能を果たせなくなったりゴミで大変なことになったりする問題もありました。上野公園(不忍池)や世田谷公園、千葉ポートタワーなどが顕著な事例でしょうか。


ピーク時の不忍池。

レイドバトルの導入でバトルで強いポケモンが特定地域に限らず捕まえられるようになったことに加え、連れ歩きによる「アメ」入手や、レイドバトル限定で手に入る「ふしぎなアメ」でアメの入手手段が簡易化・多様化したことから、「巣」に出向いて長時間粘る必要性はほぼなくなっています。

初期の異常なブームがクールダウンしていることも相まって、地域で改めてPokémon GOと付き合おうみたいな動きが起きても不思議ではないんじゃないかと思います。

非公式レーダーアプリ問題→近接ポケストップ表示でクリアー

個人的には運営の対応にいちばんヤキモキしていた非公式のレーダーアプリ問題を、「近くにいるポケモン」機能の強化でいなしたのはよかったです。


個人的にはあらかた集めた後の実装だったけど、たまにレアなポケモンを見かけたときには便利。

前述したようなレアポケモン入手・育成(アメ増産)の易化もあり、「正しいプレイヤーがレーダーアプリ利用プレイヤーに差を付けられる」という事態はなくなったと思います。

ただ、それ以前の公式アプリが「探す」ことに関して大概なレベルで不親切であったことは確かで、Twitterあたりを見ていると観測される「非公式レーダーアプリがあったからこそ続けられた」みたいなプレイヤーを生んでしまったのは悲劇としか思えません。これから始める人たちが、十分に楽しむことができればいいのですが。

▼そのときの記事
ポケモンGO「近くにいるポケモン」機能の効果的な使い方(2017.4.23)

その他、細かいところでは「ジムに特定の強いポケモンしかない問題」が「かぶらない6匹を置こう」というルールでそれなりに多様性が見られるようになっているなど、しっかりとした改善が、あちこちに施されていると感じています。そのわりに、改めて評価される機会は少ないのかもしれませんが。

「ライフツール」としての今後は?

この記事のタイトルに「いいゲーム」と書きましたが、Pokémon GOはゲーム性(例えば競技性や攻略性)はさほど高くなく、「ライフツール」としての位置付けが意識されています。

▼関連
ポケモンGOは「ライフツール」。コンセプトにかなり突っ込んだインタビュー

現状、攻略が手間すぎ&6匹しか置けないので皆でガチ守りに行く意義もうすいという微妙(絶妙?)なジムのシステムのおかげもあってか、あんまりプレイヤーの対立みたいな話は聞きません。実は、わが家から届くところにポケストップがあり、そこにいつもルアーモジュールを刺してくれていた人がいたんですが、最近ジムになってしまって、しかも、ルアーを差してくれていた人は敵対チームだということがわかったのです。

それでも、必死にジムを取りあうでもなく適当な関係が続いており、これくらいのマッタリとした関係でほどほどにずっと楽しみたいと願っています。


江の島もポケモンと共生していました。

1年もトレーナーやっていると、そこらへんを歩いていればアプリを開いていなくてもポケモンのいる様子が何となくわかるじゃないですか。公園とか駅前にはポッポやコラッタやオタチが多いとか、水辺には行ったらコイキングがあちこちで跳ねているとか。ポケモンの存在を感じる世界は、最高だと思いますね。

第3世代のポケモンも楽しみにしています。その前にミュウツーなど第1、2世代の伝説をひととおり登場させるのかな?

このサイトの管理人

小林 祐一郎@heartlogic
息子と一緒に始めた「ブラック2・ホワイト2」で初めてポケモンに触れる。対戦を少々嗜み、好きなポケモンはコジョンド。つらい思い出の多い技は「とびひざげり」。休日はポケモンセンター周辺によく出没します。

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