アラフォーお父さんのためのポケモン入門

最近、6歳の息子とポケモンにはまっています。これまで「ピカチュウが出てくるDSのゲーム」ぐらいの知識しかなかったんですが、よく知ってみると最近のゲームの進化に愕然としますね。

というわけで「親子のコミュニケーションツールとしてのポケモン」という視点から、ポケモンの世界をちょっと紹介してみたいと思います。

基本的に2本で1組

最新のポケモンは「ブラック2」「ホワイト2」、その前は「ブラック」「ホワイト」、さらに前は「ハートゴールド」「ソウルシルバー」と、ポケモンのソフトは2本で1組。両方は基本的にほぼ同じですが、手に入るポケモンの一部が違っていたりして、お互いにポケモンを交換して補完したりするといい感じになっています。

B007EJYOMU B007EJZA4G

なんでも、こういう2本立て発売の元祖はポケモンシリーズなんだそうで、親子で一方ずつを持って遊ぶのにちょうどいいのではないかと思います。

カナが読めれば遊べる

「ブラック」「ホワイト」以降のポケモンは、メッセージの漢字表示とカナ表示が選べます。なので、カナが読める年齢になれば一応プレイが可能です。ちなみに、私もカナ表示でプレイしています。その方が雰囲気がいい気がするので。

20120907_01

「ポケモンと旅に出る」が大人になるための通過儀礼

ポケモンの旅の目的はいつも基本的に「えらい博士に頼まれてポケモン図鑑を完成させるための旅に出る」で、旅に出る主人公に、周りの人たちはポケモンや人々とのふれあいによって人間的に成長してこい、みたいなことを言います。

つまり、ポケモンの世界では「ポケモンと旅に出る」ということは大人になるための通過儀礼みたいなもののようです。細かい設定にはまたいろいろあるようですが。

「悪の軍団」が微妙

毎回「悪の軍団」的なものも登場しますが、彼らの中でも本当に悪い奴は一握りで、疑問を持ちつつも参加している下っ端や、実力はあるが自分の方向性が見出せず悪い奴に利用されている幹部クラスなどが登場します。

シナリオを読み込むと悪の軍団はなかなか悪いことをしてるんですが、あんまり「巨悪」というイメージがありません。ゲーム中の存在感としては、遊ぶ前からすり込まれる「伝説のポケモン」の方が圧倒的に大きいためでしょうか。

超豊富なパラメーターと腰が抜けるほどの多様性

2012年9月現在、ポケモンは全部で649種族いるようです。さらに、豊富すぎるパラメーターによって、パーティの組み合わせ(ポケモン6匹まででパーティを組める)は多種多様です。

各ポケモンは「ほのお」「みず」など17種類の「タイプ」のうち1ないし2種類を持ち、各タイプごとに相性があります。ゲームを有利に進めるにあたって、この17種類のタイプの相性を覚えることが非常に重要です。例えば「ほのお」は「くさ」に強いけど「みず」には弱いとか、「エスパー」は「かくとう」に強いけど「あく」には無力で、一方「かくとう」は「あく」に強いとか。

前者は五行の相克の感覚からイメージできるんですが、後者のようなのはよく分からず、なかなか覚えきれません。幼稚園児の手にも余るようですが、小学生ぐらいになると完全に覚えてくるんだろうなー……。

さらに、各ポケモンには数百種類はあるであろう「わざ(攻撃等のワザ)」のうち4種類を覚えさせて使うことができ、アイテムを1種類持たせることができます。さらにさらに、個別の「性格」によって特定の能力にプラス/マイナス補正がかけられ、攻撃を得意とする種族なのに攻撃力にマイナス補正がかかっているとか、そういう個体も存在します。

加えて、種族ごとに「とくせい」というのが2、3種類ほどあって、特性の違うポケモンは同じ種類のポケモンでも、大きく違う性能を持ちます。

例えば、あるポケモンは電気系の攻撃を受けると体力が回復する「ちくでん」、水系の攻撃を受けて体力が回復する「ちょすい」、野生のポケモンを引きつける「はっこう」の3種類の属性を持っていて、個体ごとに特性が異なるので、使い分けたければ3種類捕獲する必要があり……。「ポケモンいえるかな」どころでないデータ量です。

攻略サイトを見ていると「育成論」というキーワードをよく目にするんですが、ポケモン対戦のために各ポケモンをどのように育てるのか、という考察の交換が盛んなようです。誰が使ってもわかりやすく「強い」ポケモンがいる一方、マイナーなポケモンを育て、変わったワザを持たせて奇策で勝つ、という楽しみもあるようです。私のレベルではまだ読んでもチンプンカンプンですが。

助け合いと対戦

ポケモンでは、通信にポケモンの交換と対戦ができます。通信の設定は「DSワイヤレス通信」を利用すれば、特に何も考えなくてもPtoPで通信してくれるようです。 ポケモンの交換(アイテムを持たせて)で助け合うもよし、対戦を楽しむもよし、です。

また、2対2の4人でのタッグマッチや、2人で協力してコンピューターと戦う対戦もできます。

メインのストーリーは前菜程度。その後の深さがすごい

ポケモンにおいて、メインストーリーの攻略は非常に簡単です。しかし、エンディング後の世界がとてつもなく広く深いです。

まずエンディングを見た後でないと行けないエリアが全体の1/3ぐらいあります。エンディングとはその程度の位置づけであり関門の1つに過ぎないというわけですね。

そこからの楽しみ方は3つ。ポケモン図鑑のコンプリート、対戦、各種コレクション要素のコンプリート、です。

ポケモン図鑑は何しろ全部で649種類あるので、生半可な努力では埋まりません。期間限定配布のポケモンなんかは現在どうがんばっても入手できませんし、「ブラック2」「ホワイト2」だけでは入手不可能なポケモンも多数います。

ポケモンのプラットフォームはゲームボーイ→ゲームボーイアドバンス→ニンテンドーDSと変わっていていますが、一応DSになってからのソフトだけで期間限定配布モノ以外はコンプリートできるのかな……? よく分かっていません。

B002HWR0TS B002HWR0SO

「ブラック」「ホワイト」の前の「ハートゴールド」「ソウルシルバー」(2009年発売)も、ほとんど値段が落ちていません。各所のレビューを見ると、このシリーズは評価が非常に高いですね。そのうち遊んでみたいと思います。

B001CSRD22

「プラチナ」は2008年発売。これは「ダイヤモンド」「パール」(2006年発売。DS用の第1弾らしい)のリメイク版なんだそうですが、「ダイヤモンド」「パール」にストーリーが肉付けされていたり、登場するポケモンが増えていたりするようです。

99%の努力と1%の才能

対戦に関しては、先述した猛烈なポケモンの多様性ゆえに、とてつもなく深い世界ができあがっているようです。

ゲーム本編の攻略には、攻撃力の高いポケモンに強い技を持たせてゴリ押しすればOKです。しかし、ゲーム内に用意されているバトル用の施設に入ると、一見しただけでは何の役に立つのか分からないような技の組み合わせでこちらのゴリ押し系ポケモンを翻弄する対戦相手が現れ、その翻弄されっぷりに目から鱗が落ちます。ここが対戦沼の入り口です。たぶん。

ところで、各ポケモンの能力値は、「種族値」「個体値」「努力値」という3つのパラメーターから算出されるそうです。種族値は種族によって固定の値。これをベースに、個体が生まれたときに設定される「個体値」が、各能力値に0〜31の間で割り当てられます(レベル100時点で0〜31の差になり、レベル50なら0〜15ないし16となるようです。高レベルになるほど生まれの差が響く感じです)。

「努力値(ゲーム中は「きそポイント」と呼ばれる)」は経験値の隠しパラメーターみたいなもので、そのポケモンが相手ポケモンを倒したときに、倒したポケモンの種族に応じて特定の能力値に割り振られます。そして上限があり、努力値をどの能力値に割り振るかで、最終的なポケモンの能力が大きく変わります。

通常、プレイヤーの目に見えるのは、この3つの合計としての能力値だけです。種族値は攻略本や攻略サイトで確認できます。個体値はかなり特殊な計算などしないと確認できません。努力値は、どのポケモンが何を何体倒したかをメモっていれば確認できます。

このシステムの結果、どういうことが起こるかというと、いくら努力をして鍛えたポケモンでも、生まれながらの個体値が低いと個体値が高いヤツには絶対に勝てない、という状況が生まれ得えます(特に、「すばやさ」1の違いで先攻後攻が決まるので、これが大きいらしい)。

「天才とは1%の才能(ひらめき)と99%の努力である」という、エジソンの言葉の重みを感じずにはいられません。結果としてどういうことが起こるかというと、個体値が高いポケモンを求めてプレイヤーが血眼になるという、無間地獄的世界が展開される……ようです。

グッズが長寿で良心的価格

仮面ライダーや戦隊モノやプリキュアと違って、ポケモンのグッズは1年で賞味期限が切れたりはしません。価格は良心的で、モノもいいと思います。

ポケモンの象徴的な存在であるピカチュウを筆頭に、今のフロントメンバーはミジュマル、ポカブ、ツタージャがメインですが、古いシリーズのポケモンもそれはそれで愛されていますし、それらも知っているということは、ポケモン好きな子にとってはステータスであるわけで、そういうグッズも悪くありません。

B003V89SOC B003V89SNS B003V89SNI

全国主要都市に「ポケモンセンター」がある

札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、大阪、福岡に「ポケモンセンター」があります。場所によって規模はかなり違うようですが、グッズが買えたり、イベントに参加できたり、大量のポケモンファンが集まるので通信で遊んだりできます。あと、ポケモンのガンバライド的ゲーム「ポケモントレッタ」が遊べたり。

基本的にはグッズショップなんですが、ポケモンにすれ違い通信機能を利用した要素があり、すれ違い数がどんどん増えるので、非常にテンションが上がります。また、「ブラック2」「ホワイト2」には大勢で集まって通信しながら遊ぶ「フェスミッション」という要素があり、こちらの参加者が集まりまくるのも楽しいです。

誕生日に行くと、割引や特別なポケモンのプレゼントなどのサービスを受けられます。誕生日に特別なサービスがあるということは「本人にとっての特別な日である誕生日にポケモンセンターに行く」ことのインセンティブが働くわけで、これはロイヤルティを上げるのに非常に効果的な施策だなと感じました。

なお、誕生日サービスは前後合わせて2週間ほどのあいだ受けられます。詳しくはオフィシャルサイトでご確認を。

パソコンと連携する「ポケモンだいすきクラブ」「ポケモングローバルリンク」

ポケモン自体はニンテンドーDSのゲームですが、Web連携の要素まであります。

Wi-Fi接続を設定したDS側で「ゲームシンク」機能を利用してポケモンを「寝かせる」と、Webの「ポケモンドリームワールド」という世界でミニゲームなどを楽しむことができ、そこで出会ったポケモン(レアなポケモンや特殊なわざを持つポケモンもいる)を連れて帰ることができます。

Web連携要素は「ポケモンだいすきクラブ」というサイトに登録して「ポケモングローバルリンク」で利用するんですが、いずれも無料で追加課金要素もなく、「ポケモンドリームワールド」は1日1回、1時間だけ遊べるシステムになっているなど、ものすごく親切かつ親にもやさしい設計になっています。

わが家ではまだ息子にWeb連携まわりは触らせてないんですが、ドリームワールドはお子さんが寝ている間に親が遊んでポケモン連れてきておく、みたいな遊び方もアリなのかなと思います。

下の画面写真は「ポケモングローバルリンク」の画面です。ユーザーが世界を股にかけてポケモンを交換したり対戦したりしている様子が見られ、初めて見たときにはちょっとグッと来ました。

20120907_02

浅くも深くも楽しめます

ポケモンのいいところは、浅く(ストーリーをひととおり遊んでおしまい、ぐらいに)楽しむこともできるし、ディープに楽しむこともできることかなと思います。アニメで活躍したポケモンを自分で使って楽しむ、みたいなところもいいみたいです。

ただ、ディープに遊ぼうとするとどこまでも遊べてしまい「ここまで遊んだら終わり」となる終わりのポイントがないのと、プレーヤー同士のコミュニケーションの中心んが対戦になり、勝ち負けに絡んでいろいろ面倒なことも起こり得るところが、難しいといえば難しいかもしれません。

とはいえ、勝ち負けの生じる遊びを避けるのがいいとはとても思えず、勝った負けたを繰り返す中でまさに人間的に成長できればいいなあと、ここのところ息子を大人げなく返り討ちにしてばかりだった自分としては少々反省しております。

追伸:「ブラック」「ホワイト」系にピカチュウは出ません

「ブラック2」「ホワイト2」および「ブラック」「ホワイト」では、ピカチュウを自分のポケモンにできません。ポケモンはシリーズごとに「地方」が違っていて、ブラック、ホワイト系の地方ではピカチュウは生息していない、という設定のようです。対戦相手の使うポケモンとしてのみお目にかかれます。

ではピカチュウを手に入れるには? 上記「ハートゴールド」「ソウルシルバー」以前のポケモンを買うか(ブラック、ホワイト系の本編クリア後、旧作からポケモンを移動させる機能が使えます)、ポケモングローバルリンクとの連携機能を利用して世界的ポケモン交換で手に入れるか、お友達から譲ってもらうか、という方法があります。

このサイトの管理人

小林 祐一郎@heartlogic
息子と一緒に始めた「ブラック2・ホワイト2」で初めてポケモンに触れる。対戦を少々嗜み、好きなポケモンはコジョンド。つらい思い出の多い技は「とびひざげり」。休日はポケモンセンター周辺によく出没します。

この記事をシェア

関連記事